fuwafuwa modern’s diary

個人の感想をダラダラ垂れ流すだけ

意外と知らない?飛行機とロケットの違い

なんと今日、堀江貴文氏(ホリエモン)が出資して作られた、日本初の民間企業オンリーで作られたロケットが宇宙空間に到達しました。
ですが皆さん。ロケットエンジンジェットエンジンの違いって分かりますか?知ってるようで知らないでしょう。例を挙げてみます。皆さんがよく乗るジャンボジェット、いわゆる飛行機ですね。これは何エンジンでしょうか。これはジェットエンジンです。それでは次。人工衛星を軌道に乗せたり宇宙ステーションに物資を届けるロケットは何エンジンでしょうか。これは簡単ですね、その名の通りロケットエンジンです。でもこれらの違いは分かりますか?分からない方もいると思いますので、簡単に説明しますね。
まずジェットエンジンについて。これは主に長距離を飛ぶ物に使われるエンジンです。輸送用飛行機や戦闘機、爆撃機巡航ミサイルにも使われます。このジェットエンジンは空気がある空間でしか使用できません。つまり宇宙空間では使えないのです。ジェットエンジンはエンジン前方に付いているファンで空気をエンジン内部に送り込みます。扇風機の羽みたいなやつですね。あれが何枚かエンジン前方に付いており、それを勢いよく回してエンジン内に沢山の空気を送り込み圧縮します。そして圧縮された空気に霧状になった燃料を吹きかけ着火すると爆発的に燃えて推力になるのです。ここまで読めばお分かりですね?空気が無い宇宙空間では一切推進力が生まれないのです。
そしてロケットエンジンロケットエンジンは戦中の局地戦闘機秋水に使われたり、今ではほとんどがロケットや弾道ミサイルに使われています。ロケットエンジンは複数種類の液化燃料を使用する事がほとんどです。複数種類の液化燃料をエンジン下方でぶつけて燃焼させます。ジェットエンジンより爆発力に優れ、かなりの推力を生み出します。しかし燃費がかなり悪い為、遠くに飛ばすには燃料タンクを大きくする必要があります。ロケットが大きいのはこの為です。そしてロケットエンジンは空気を必要としません。それは液化燃料に酸素や水素など、空気の代わりになる燃焼を促進させる物質が入っているからです。ですから宇宙のような空気がない所でも飛行可能なんですね。
これがジェットエンジンロケットエンジンの違いです。