fuwafuwa modern’s diary

個人の感想をダラダラ垂れ流すだけ

リニア新幹線が必要な本当の理由とは

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東京から名古屋、更に大阪までを結ぶ「リニア中央新幹線」の建設が進んでいます。リニアは速いというのは周知されていますが、どれほど速いかは知っていますか?最大600キロ、営業速度は500キロを予定されています。ちなみに、東海道新幹線の最高速度が285キロ、東北新幹線が320キロです。つまり、リニアの最高速度は新幹線の倍程度あるということです。
この速さを活かしてリニアが名古屋東京間で開業すると、約40分で到着することになっています。新幹線では1時間40分かかるので、大幅な短縮となります。出張で使うビジネスマンには嬉しい移動手段ですね。ですが、JR東海は速い移動手段を作る為にリニア中央新幹線を建設しているのでしょうか。実はそれだけではありません。
リニア中央新幹線が作られる理由とは、1つに需要の分散化、2つに老朽化した東海道新幹線の修繕のための代替輸送手段の確保、3つに南海トラフ地震に備えるためです。

東海道新幹線は年々需要が増えており、コロナ禍以前は超満員で、優等種別「のぞみ」の増発が繰り返されていました。そのため列車本数が増え、東京駅を5分間隔で発車することも普通になっており、山手線並の運行間隔になっています。そうなると、問題になるのが積み残しや過密ダイヤです。
積み残しとは、列車が満席(満員)となり乗車できないお客が出てくることです。過密ダイヤとは、その名の通りダイヤが過密になることです。ダイヤは簡単に言うと列車の運行予定の事で、運行する列車の量が増えると、列車の運行予定の”ゆとり”がなくなり、遅延や各駅停車種別「こだま」の待避待ちの時間が長くなったりします。現に東海道新幹線では、こだま号が優等種別(のぞみ・ひかり)の通過を待つ待避時間が10分15分とかなり長くなる事があります。
少し話は脱線しますが、列車の運行には2パターンあります。都市などの通勤通学で、近距離区間で多くのお客を輸送するパターン。都市や県を跨ぐ長距離輸送のパターン。前者では近距離間の駅を結ぶため、最大速度より加速度を優先して列車が設計されます。
列車の動力性能の特徴として、加速度が高いと最大速度が低くなり、最大速度が高いと加速度が落ちます。山手線や地下鉄などは前者に当てはまり、特急型車両や新幹線は後者になります。
特に新幹線は最大速度がとても速いため、加速度はかなり落ちます。通勤通学に使われることが前提の山手線の車両の加速度は3km/sですが、東北新幹線E5系は1.7km/sです。と言っても新幹線は200キロを超えてくると加速度はさらに落ちます。
つまり言いたいのは、新幹線は駅で停車し、発車しても加速度が遅いため最高速度に達する前に後続の列車に追いつかれてしまうのです。ダイヤとはあくまで鉄道会社の都合で、お客が乗降でちんたらしてると発車まで時間がかかり、また天候の影響で雨や雪になると空転や滑走で遅れが発生し、後続列車に悪影響を与えます。ダイヤにゆとりがあれば多少の遅れは問題ありませんが、現在の東海道新幹線はゆとりがないダイヤなので、少しの遅れが命取りです。
ゆとりがないダイヤが大事故になった事があります。それはJR西日本福知山線脱線事故です。当時のJR西日本は競合私鉄とのお客の取り合いをしており、何より速く目的地に着くダイヤを組んでいました。そのため、列車の運行にはゆとりがなく、また列車が遅れると運転士は厳しく叱責され、それはパワハラの域になっていました。
このため、制限速度をオーバーする無理な運転や、乗り心地を度外視した運転が行われており、その結果、福知山線脱線事故が発生しました。
新幹線は保安装置がしっかりしているため、大事故が起こることはまずありませんが、既にダイヤが限界に来ているのは明らかです。
そのため、お客様をリニアに移し、東海道新幹線の需要を減らしてゆとりあるダイヤにしたいのです。

第2に、東海道新幹線の老朽化があります。東海道新幹線は開業してまもなく60年となります。新幹線は速度を出すため、直線が多く設けられており、そのために高架区間とトンネル区間が在来線より多く作られています。この高架やトンネルがボロボロになっているのです。
鉄道は朝から夜まで走っているため、工事をするのは終電後の深夜帯から朝の始発前までになります。この限られた時間で新幹線のような、寸分の狂いも許されない繊細な軌道を整備するのは大変です。そのため、今のままだと東海道新幹線は壊れてしまいます。地震などの災害によって破壊される事もありえます。
つまり、東海道新幹線の需要をリニアに移して、その間に東海道新幹線を大規模に修理したいのがJR東海の狙いでもあります。
このまま静岡県の川勝知事がリニアの建設を妨害し続ければいつか大事故が起こるか、その前に日本の大都市を結ぶ交通手段新幹線がストップして経済に大打撃になります。
この川勝知事は親中派左翼兼反日で有名であり、日本の経済を止めるためにリニア建設を妨害していると言われても仕方ありません。
彼は大井川の環境破壊で水が無くなると言い訳していますが、これは嘘です。実は、大井川上流で東京電力の田代ダムから毎秒4.99トンの水を山梨の発電所に送り、富士川に放流しています。JR東海はトンネルに保水工事をしなければ毎秒2トン程度の水が無くなると言ってるだけで、その工事をすれば問題ないわけです。そもそも山梨に約5トンの水を送ってるので「静岡県の命の水が無くなる!」というのは嘘なのです。
また環境保全と言っていますが、実際は韓国企業が伊豆高原にメガソーラーを作って環境破壊。住民の反対があるにもかかわらずこれを許可しています。川勝知事は反日国には優しいようですね。いったいどこの国の人間なのでしょう?静岡県民は即刻この反日知事をリコールするべきではないでしょうか。
さて、このままでは静岡県民は東海道新幹線を破壊し、日本の経済を止めた罪人になってしまいます。この問題点は賢い静岡県民が正しい選択を選ぶのを期待するしかないのです。

最後の3点目ですが、南海トラフ地震に備える為です。現在、名古屋・東京の大都市間を結ぶ交通手段は高速道路か在来線(東海道線)と、東海道新幹線しかありません。上越北陸ルートと中央本線ルートもありますが、こちらはとにかく時間がかかります。
在来線の東海道線東海道新幹線は太平洋側を走っており、南海トラフ地震が発生した際は津波地震で破壊されることが予想されています。そうなった際、日本の輸送網は逼迫し、経済に大打撃となります。
リニア中央新幹線は内陸部を走るため、それほど地震の影響を受けません。もし新幹線が壊れても、リニアで代行する事ができます。つまり、リスクに備えるということでもあるのです。

以上がリニア中央新幹線を作る本当の理由になります。現在は静岡県知事が建設を妨害しています。このままでは日本経済に大きなダメージとなります。多くの国民がこのことを知って、反日知事を潰すことで全ての国民が助かることになります。
リニアが建設されれば東海道新幹線の需要が減り、のぞみなどの優等種別が静岡県に止まるようになります。そうなれば助かるのは静岡県民です。今は静岡県民が自分の首を絞めている状態です。一刻も早くこの状態が解消されることを祈ります。